上野千鶴子が読む「月夜の森の梟」 わたしにはわからない、と思っていたが|好書好日
配偶者ロスについては、聞いて知っていた。 小池真理子さんが夫を喪ってから4カ月めに書き始めて1年間。50回の連載のなかに、悲嘆のありさまが変容する痕跡を、探し求めた。喪失の経験から1年間はつらい、季節が巡るごとに悲哀は更新されると聞...