読書日記【020】ドア・ストップのように

暮合いの海辺で、小さな双子がぴょんぴょん飛び跳ねているのを見る。波が押し寄せてくるたびに飛び上がり、キャッキャと歓声を上げる。それを飽きずにくり返している。日が落ちるまで。 *** 幸福は時を引き伸ばす。毎日が一遍の長編小説のように長く感じられた。毎晩が二本立ての映画だった。毎週が一生に等しかった。静か…