『アーモンド』 ソン・ウォンピョン

遠ければ遠いでできることはないと言って背を向け、近ければ近いで恐怖と不安があまりにも大きいと言って誰も立ち上がらなかった。ほとんどの人が、感じても行動せず、共感すると言いながら簡単に忘れた。 感じる、共感すると言うけれど、僕が思うに、それは本物ではなかった。 僕はそんなふうに生きたくはなかった。 韓国…