本読みの芋づる
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『フライデー・ブラック』 ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
どんな理不尽なことにだって当事者なりの理はある。 傍目にはどんなに間違って狂ったものに見えても。 ひとつひとつの間違った小さな理が積み重なって大きな理不尽になっただけで、そこには当事者なりの理がある。 『フライデー・ブラック』巻頭の短編、「フィンケルスティーン5」はアフリカ系の少年少女が「子どもたちが…