「虚人たち」 1981

★★★☆☆ あらすじ 妻と娘がまったく別の案件で拉致されてしまった男。 感想 自分は小説の中の主人公だという事を自覚している人物が主人公。最初はその設定が分からないので、妙に回りくどい記述が多いなと不審に思っていたのだが、その仕組みが分かるとそうしていた理由がよく理解できる。この小説のために書き出しと共に突…