『詩としての哲学 ニーチェ・ハイデッガー・ローティ』(冨田 恭彦):講談社選書メチエ 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

プラトンによれば、ソクラテスは、「……とは何か」と問うた。「正義とは何か」「美とはなにか」。真理を捉えるための「知性」や「理性」を最も重要な心の働きとする西洋哲学の伝統が、ここから生まれた。 これに対して、本書は、「想像力」を優位におく思想に着目する。イギリスのロマン主義者からはじまって、アメリカのエ…