岸政彦『調査する人生』書評|社会をいちばん遠回りで理解する方法

生活史を読むと、いったい何を読んだことになるのだろうか。 その暫定的な答えが、仮に「人生」なのだとしたら、「人生」とはいったいなんだろうか。名もなき人びとの「人生」を読んで、いったい何を読んだことになるのだろうか。 「本なんて面白ければなんでもいい」というところで止まれない頭でっかちな自分は、岸先生…