月は無慈悲な夜の女王。主題は「独立革命」と「機械との絆」というわかりやすいものながら、副題として政治・社会・家族の在り方など多様なテーマを含んでいる。読み手によって受け取り方、想像の膨らませ方が変わる良い小説だなと思った。読みにくいという指摘はその通り。しかし、全てが翻訳の問題とも思えない(原書を読…