みかづき しるくさんの感想 - 読書メーター
みかづき。昭和36年から塾経営する一家の三世代に渡る物語で、塾から見た昭和平成の教育史も辿れる。教育問題にあまり関心のない人にとっては退屈なところもあるが、今の教育に疑問を感じる自分は、その原点まで遡れて興味深かった。 この物語の肝は、最終章である8章。ぱっとしなくて、家族に対して屈託ある孫の一郎の変…