小川哲「今のSNSは主張なき人々の極論がインフレする魔境状態」

『地図と拳』で直木賞と山田風太郎賞をダブル受賞、今最も注目すべき小説家の1人である小川哲氏。2023年10月発売の新著『君が手にするはずだった黄金について』は、小川哲本人を主人公に、占い師、金融トレーダー、実話漫画家など、承認欲求に囚われて様々な「偽り」を抱える人物たちと小川が遭遇していく、内容も構造も虚…