HIU公式書評ブログ
id:SyohyouBlog
【書評】なぜ、あの年、あの時に逗子の海を歩いたのだろうか。『なぎさホテル』
「いいんですよ、部屋代なんていつだって」著者が作家として今日まで生きてこれたのは、「逗子なぎさホテル」で過ごした日々があったからだった。その七年余りの日々は、時折、思い起こしても、夢のような時間であった。 本書は、作家、伊集院静さんが、今はなき”逗子なぎさホテル”に逗留した経験を綴った、自伝的随想であ…