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【書評】信念を持って生き、死のう『新訳 歎異抄―わかりやすい現代語訳』
善人でさえ救われるのだから、悪人でこそ救われなければならない。本書はそんな逆説的な親鸞の教えを、直弟子である唯円がまとめたものである。 この教えは弥陀の本願が、煩悩や罪業の深い我々を平等に救うために立てられたものである事から説かれている。したがって、より煩悩や罪業が深い悪人も弥陀は救って下さるという…