「理想の自分」の殺し方ー若林正恭著「ナナメの夕暮れ」レビュー

オードリーの若林正恭が書いた「ナナメの夕暮れ」を読んだ。37~39歳にかけて、ダ・ヴィンチに連載していたエッセイだった。 ナナメの夕暮れ (文春文庫) 作者:若林 正恭 文藝春秋 Amazon M-1準優勝を経て、芸能界に本格的に入ったのが30歳。そこから第一線で活躍し続け、自分の性格からすれば馴染めるはずがなかった「芸能…