未来と刺繍に込められた祈り~森薫「乙嫁語り」感想・レビュー

先日「森薫・入江亜季展」に行ってから、二人のマンガを読んでいます。どちらの作品も味わい深く、異国を感じてはうっとりする日々…今日はまず、森薫「乙嫁語り」の魅力を深掘りします。 19世紀後半の中央アジア、一人の乙嫁(おとよめ:美しい花嫁)が嫁いだ先で見る景色。日々の食事、針仕事、時には馬に乗り狩りに出る…