人降る町のバッター 『オブ・ザ・ベースボール』 (円城塔 著) | 沼野 充義 | 書評

文学の世界に新人や若手作家はつぎつぎと登場し続けているけれども、円城塔(えんじょうとう)ほど異色の際立った才能はめったに出てくるものではないだろう。おそろしく頭がよくて、人を食ったようなワイルドな想像…