明晰な虚構の語り、文学だけが持ちうる倫理【作品論】<阿部和重『Orga(ni)sm』を体験せよ> 文學界10月号 | 樋口恭介 | 書評

『オーガ(ニ)ズム』(阿部和重 著)『オーガ(ニ)ズム』。生物/快楽。種無し/マリファナ(『シンセミア』)と雌しべ/拳銃(『ピストルズ』)に続く――神町三部作を完結させる――植物を示唆するダブルミーニ…