流し台のない部屋で 『汚れた手をそこで拭かない』(芦沢 央) | 彩瀬 まる | 書評
『汚れた手をそこで拭かない』(芦沢 央) 覚めたくてもなかなか覚めることができない夢を渡り歩くような読み心地だった。一話、一話、嚙みつぶすたびにはっきりと、顔をしかめたくなるほど苦い。しかし咀嚼するに…