新国立競技場の木の建築はいかにして構想されたか 『ひとの住処』 | BOOKウォッチ

 2020年東京オリンピックの開会式などが行われる新しい国立競技場を設計した建築家の隈研吾さんの新著が、本書『ひとの住処』(新潮新書)である。副題の「1964-2020」にあるように、1964年と2020年の二つのオリンピックを補助線に、日本の戦後の建築と自らの歩みを振り返っている。 建築家の「自分史」  世界20カ国で建…