天冥の標 II 救世群

西暦201X年、謎の疫病発生との報に、国立感染症研究所の児玉と矢来はパラオへと向かう。そこで2人が目にしたのは、肌が赤く爛れ、目の周りに黒斑をもつリゾート客の無惨な姿だった。懸命な治療もかなわず、息絶えていく感染者たち。事態は世界的パンデミックへ…