滅びの季節に《花》と《獣》は 〈下〉

もう二度とその手を放さない――。《花》と《獣》の異形なる恋に奇蹟を。  ――それは、永久の別れなのか。 《天子》の襲来からスラガヤを護り抜いた末、《銀紋》の力を使い果たした二人。肉体は限界を迎え、《貪食の君》は深き眠りに就く。もう一度クロアを抱き…