竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る

物語は、三度、進化する。第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作。 「驚愕の一行」を経て、光り輝く異形の物語。   明治も終わりの頃である。病死した父が商っていた家業を継ぐため、東京から金沢にやってきた十七歳の菖子。どうやら父は「竜胆」という名の下で、…