マーダーミステリー 緋色のまち - カカオ豆直売店 - BOOTH

──目を覚ますと、そこはあたり一面真っ白な、何も無い場所だった。 やがて参加者たちは、自分も「ここにいる」ということ以外、「何も無い」 存在なのだと気付かされる。 姿形の特徴もなく、記憶もなく、名前すら覚えていない。 そんな彼らにどこからともなく、声がかけられた。 「やあ。やっと全員起きたんだ。随分長くか…