☆謀殺のチェスゲームを読む

山田正紀の初期作品も神狩り、弥勒戦争、化石の城、氷河民族に続いて5冊目になった。 完成度と言う点では本書は、その中でもベストだと思う。 二人のネオストラテジストの知的ゲーム、その実行部隊である佐伯と立花の対決、そしてゲームに巻き込まれた二人の若い恋人たち。 伏線を全て回収しきって、破綻の不安も感じさせ…