おそろしき「戀」という文字ひしめいてひとごろしうたうたう塚本: BUBBLe HoUR

塚本邦雄メモ、その3。 先日紹介した、『緑色研究』までは、固有名詞がきらきらとちりばめられ、華やかな単語がぎゅうぎゅうに詰め込まれたような歌が多かったんだけど、そのあと、塚本邦雄は「豊かな調べ」といった方向へ徐々にシフトしていく。古文的な言い回しを多用し、ゆるやかなリズムに誘われて言葉が導き出される…