【書評】山岡ミヤ『光点』

あらすじ 家と工場を往復する日々を過ごす実以子は隣町で父の不倫の現場を目撃する。父が相手の女性に手を合わせて祈る仕草をするのを見た実以子は、それ以降神社に通い、神前に祈りを捧げるようになる。そこで出会ったカムトもまた、妹への謝罪を祈り、欺いた記憶に苦しんでいた。母からの罵倒と迫害を受けながら日々を過…