老猿〈高村光雲作 明治二十六年/木造〉 文化遺産オンライン
全身が長毛におおわれた老猿である。右斜め上方を睨み、上体を捻って右前に倒し、左手は斜め右前に伸ばして数本の鷲の羽根(五本)を掴み、右手は臂を引いて岩角を掴み、左足を曲げ、踏み下げる右足の脛を掴んで岩上に座る。<BR/> 本体から岩までを...</br/>