飢餓、自殺強要、私的制裁--戦闘どころではなかった旧日本軍
吉田裕・一橋大学大学院特任教授はその著書『日本軍兵士』の中で、アジア・太平洋戦争中の戦地における兵士の実態を、数字に基づき客観的に描写した。同書の記述からは、兵士をヒトとして遇そうという軍の姿勢を感じることはできない。なぜ、このような戦い方をしたのか。終戦記念日 を迎えたのを機に考える。