手塚治虫の知られざる傑作「サンダーマスク」

私にとって「サンダーマスク」は、まごうことなき傑作である。確かにラストは打ち切り作品らしく早足なのだが、それを補って余りあるオリジナリティーが込められている。テレビ版の構造は完全に換骨奪胎され、かなりハードなSF作品となっている。