エーデルシュティメ 012『ヒトであるお兄ちゃんとAIであるボク』

「お兄ちゃんお腹空いた〜。ご飯ちょうだい!」 「…………」 無言。さっきからボクのことを全く相手にしてくれない。 まるでボクのこと見てはいけない幽霊か何かと勘違いしてるよう。確かにそれに近い何かではあるけど、でもボクを見たところで命も魂も抜かれることはないんだけどな。「あ、ダメだよお兄ちゃん。いくら自分の…