流れ降る星の雨音 〜燐〜 002『月と太陽と星の光』

翌朝から、僕はその彼女を連れて、一緒に学校へ登校することになった。 彼女と言っても特に付き合ってるわけではないし、どちらかというと家と学校が同じだから別々に登校する理由がないという話だ。正直、僕は満面に咲き誇ってる花と一緒に歩いてるような気がして、やや気恥ずかしい。ちなみに彼女は家を出る際、最後まで…