瑞雲 闇からす 高野竹 11.6尺 口巻 綿糸握り
工芸品と評して恐らく異論は出ないであろう紀州へら竿の世界では、その製作技術は人から人へと直截的に伝承される。その最も基本的な形態は、親から子へというものであり、実際、父や祖父を師として斯道へ入り、修業を積んで一家をなした竿師も少なくない。しかしながら、師匠と弟子、それぞれの性格や考え方、さらには…