モンテーニュと吉田兼好の死生観

大正池の朝 モンテーニュと吉田兼好とは、たいそうなタイトルを付けたものだ。 これだけで一冊の本が書けるだろう。今夜は二人の死生観があまり に似通っている、ということを二人の「エセ―」から少しだけ引用 して、読者の感想を仰いでみたい。 「裁判官べビウスは哀れにも、ある訴訟に八日間の猶予 期間を与えている間に…