【第1回】非社交的社交性|「悪」から見るカント道徳哲学【カント道徳哲学】

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫) 作者:カント 光文社 Amazon 認識論にしろ道徳哲学にしろ『三批判書』の中で、カントは一貫して「理性的存在者」(vernüftiges Wessen)の視点から自らの批判哲学を展開する。 一方で『単なる理性の限界内の宗教』では、人間の心情の邪悪さは「選択意志」(Willkü…