更年期の不定愁訴の発症や増悪には内分泌学的要因のほかに免疫学的要素の関与が示唆されている。更年期に不定愁訴で来院したうつ病における,加味逍遥散と抗うつ薬によるサイトカイン動態を検討した。通常の診療の一環として,東洋医学的「証」診断を行った更年期うつ病のうち,腹証として「胸脇苦満」と「?血圧痛」があった4…