悪は存在しない〜濱口竜介とアントニオ猪木

『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』に続いて濱口竜介は問題作と秀作が一体になった映画を届けてくれた。すなわち令和の大傑作。 この映画を左脳で語るのは愚の骨頂。理屈などいらない。そもそも「悪は存在しない」というタイトルが破綻しているのだから。この世の摂理に反しており、主人公の最後の行動は紛れもなく悪…