シネマの流星
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阪東妻三郎『王将』〜白煙に消える一手、通天閣に宿る光の美学
『王将』は、1948年公開の日本映画。北條秀司が1947年に発表した戯曲『王将』の初の映画化で、将棋棋士・坂田三吉の半生を描く。妻・小春との愛情、貧困と執念、そして勝負師としての矜持を通して、明治から大正にかけての大阪庶民の気風と人情を描いた作品。戦後間もない日本において、敗戦の痛みを抱えつつも“生きること…