シネマの流星
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あまりにも濃い透明—松田龍平という“路地裏の幻影”
松田龍平は『まほろ駅前』シリーズの行天春彦のように、透明の濃い俳優だ。夏の陽炎のように、砂漠の蜃気楼のように、掴みどころがないのに存在感が強い。ボーッとしているようで、内側を見透かす半眼はチベットで見た仏像を思い出す。 『まほろ駅前狂騒曲』にエキストラで出たとき、なんの壁もなく、驚くほど気さくに話し…