『男はつらいよ 葛飾立志篇』〜知と愛のはざまで、 寅さんの未遂の立志

『男はつらいよ 葛飾立志篇』は、1975年公開の日本映画。山田洋次監督によるシリーズ第16作。寅さんが「学ぶこと」を通じて自己像を問い直す異色作であり、「勉強するのは己を知るため」という寅さんの名言が飛び出す。若き順子(桜田淳子)との出会い、そして大学助手の礼子(樫山文枝)との恋を通じ、寅さんは「知」と「…