『レッド・ロケット』21世紀のアメリカン・ニューシネマ|CINEMORE(シネモア)

これまでの作品がそうだったように、ショーン・ベイカーは社会の周縁にいるキャラクターにスポットを当てる。『レッド・ロケット』でもその姿勢は一貫している。社会に対して何かしらの負い目や気まずさを感じながら生きている人物を描くこと。主人公マイキーは底抜けに明るいクズだが、ポルノスターだったことにどこかで…