冷酷なエビデンスからあたたかな医療へ~曖昧性、不平等性、個別性~ / 地域医療ジャーナル

心血管アウトカムに対するスタチン系薬剤は、一次予防、二次予防ともにその有用性が広く認められている薬剤である。[1]~[8]これまでに報告されているエビデンスという観点からすれば、多くの慢性疾患用薬の有効性がそれほど顕著なものでない中で、スタチン系薬剤は一貫してそのベネフィットが…