カエサル21 内戦の開戦

紀元前49年1月12日、賽が投げられた後のカエサルの行動は早かった。「決断した後は断交あるのみ」という現代の辞書にある通りローマ本国へ迷いなく進軍します。 カエサルはガリア戦記と同じく、内乱記という形でその一部始終を書物に書き残しますが、同胞であるローマ人を相手にしたこの戦いの記録の言葉は重たい。こうし…