「マンボウ」ショックの正体|池永寛明(元大阪ガスネットワーク (株) エネルギー・文化研究所)

結局、司馬遼太郎氏が書けずに、半藤一利氏が書いた「ノモンハンの夏」をコロナ禍に読み返した。戦略は甘く、行きあたりばったり、面子と面子のすれちがいと責任の霧散と、役割分担のバラバラさ。史上最悪の作戦ともいわれたノモンハン事件から81年。同じことが、コロナ劇場で繰りひろげられている。ノモンハンと同じよう…