ジラール主義者が読む『現代思想 〈計算〉の世界』その1 森田真生、細谷曉夫、渡辺治

久しぶりに雑誌『現代思想』を隅々まで読みまっせ(「隅々」は言い過ぎだけど)。「〈計算〉の世界」という興味深い特集があったので。私は線形論理という計算機科学の文脈から出現した論理を研究しているわけだけど、論理の哲学というと言語との関連から語られがちで、計算の哲学というのはあまりない。その出発点として…