『国家(下)』 P147 「それなら、善についても同様ではあるまいか。他のすべてのものから<善>の実相を区別し抽出して、これを言論によって規定することのできない人、―思惑を基準とするのでなく、事柄自体のあり方を基準として吟味しようと熱心につとめながら、あたかも戦場におけるがごとく、吟味のためのあらゆる論駁…