『素顔の安岡正篤―わが祖父の想い出』 P149 学校のことをいうと、祖父がときどき話してくれた話があります。 「いくつになっても試験というのは嫌なもんだねえ。どんなに勉強しても心配でね。もうこれで充分というところがないからね」 これは、祖父の率直な気持ちだったようです。 「おぢいちゃまでもそんなことを考える…