書評『<責任>の生成』意志を持つこと、決定すること、責任を持つこと。そしてそれらを支援すること。

本書ではそんな國分氏の『中動態の世界』やその後出版された『暇と退屈の倫理学』などで扱われたテーマを参照しつつ、熊谷氏の専門である当事者研究を題材に、「支援する・されるという関係」「意思や責任という概念について」「主体や他者、そして社会について」など対談講義ならではで派生する話題を次々と深堀りながら…