本から本へつながる書評ブログ『淡青色のゴールド』
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書評『ハッピークラシー』誰もが幸せをを追求することと自己責任論との不仕合わせな関係を暴く
本書のタイトルの「ハッピークラシー」とは「幸せHappy」による「支配-cracy」を意味する造語です。心理学者エドガー・カバナスと、社会学者エヴァ・イルーズによる共著で、心理学・社会学の両面から幸せの科学やポジティブ心理学の背景や社会的な影響について捉え直す視点で書かれています。「幸せ」「幸福」はそれ自体が…