午後のありさま

朝、奇跡のように上出来だった息子(7歳)は、こだわりでがんじがらめになって、帰宅した。 着替え、しない。手、洗わない。同じ場所をひたすら往復するのを、やめない。お気に入りのゼブラの安物ボールペンを、命綱のように握って、離さない。 とどめに、洗濯物をベランダに干していないことを理由に、家出しようとした。 …