和歌メモ(雨の歌)藤原定家

今回は、藤原定家の雨の歌。 五月雨の心を 藤原定家 玉ほこの道行人のことづても絶えて程ふるさみだれの空 (たまほこの みちゆきびとの ことづても たえてほどふる さみだれのそら) 新古今和歌集 232 *玉ほこの……「道」にかかる枕詞。古代では、玉の飾りのついた鉾(ほこ)を、道路標識として立ててあったのかもしれな…