遁世記
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社会人期・闘病編
愛情飢餓に苛まれ、他人の恐怖に怯え、心の飢えと恐怖心から、つい他人に媚びてしまう自分を、私は心底から嫌悪した。私という人間は、あまりにも惨めだった。このまま生きてもロクな事にならず、この先もっと辛い目に遭うだけだと思った。 実際、私は幼い頃から全然成長していなかった。鬼のような貌(かお)をした父親に…